オオクワガタの飼育


クワガタとカブトムシの世界

オオクワガタの飼育


このサイトは、日本と世界のクワガタ&カブトムシに関するサイトです。
クワガタの生態や飼育方法、採集方法などの他、用語解説や標本について紹介しています。クワガタ飼育初心者の方におすすめです。


 

 MENU
  オオクワガタ
  ヒラタクワガタ
  フタマタクワガタ
  ホソアカクワガタ
  ノコギリクワガタ
  ミヤマクワガタ
  シカクワガタ
  オウゴンオニクワガタ
  ネブトクワガタ
  パプアキンイロクワガタ
  ニジイロクワガタ
  ツヤクワガタ
  マルバネクワガタ
  ドルクス
  カブトムシ
  その他のクワガタとカブトムシ
  世界の変わったクワガタ
  カナブン・ハナムグリ
  クワガタの生態
  クワガタの体
  採集
  飼育
  樹種
  標本
  用語解説
  昆虫の名前の由来
  Q&A
 LINKS
  おすすめリンク集
  リンクについて
 PLOFILE
  管理人
  サイトについて
 
 

 

 

 

TOP>オオクワガタの飼育
 
【親虫の準備】
すぐにブリードできるのは成虫のペアを準備することです。成虫といっても天然の採集個体と、国内でブリードされた養殖個体がいます。最初に飼育するのであれば、コストや環境面を考えて、羽化から6カ月、出来れば越冬した養殖個体がよいでしょう。養殖個体の場合は、ショップなどで産地表示の他、F1やF2などが表示されています。このFの意味は、人工的に繁殖させてから何世代目かを表すものです。採集個体の子供ならF1、さらにF1の子供はF2ということになります。親虫をペアで準備しても、しばらくはオスとメスをわけて体力をつけさせましょう。繁殖に適応しないうちにペアリングしてしまうと、メスの体からはフェロモンが出ていない為、オスが相手のメスをライバルだと思って攻撃してしまうこともあるからです。
 
【飼育セット】
オオクワガタは、立ち枯れの白腐れという乾燥ぎみのカワラ茸などによって朽ちた高い枝に好んで産卵するため、ケージ内も比較的湿度を低くしておくといいでしょう。産卵材には硬いクヌギ材が適していて、多少芯が残っているような新しい材でも大丈夫です。外産種のアンタエウスオオクワガタでは、マット産みの場合も多いので、できれば粒子の細かい良質マットを使用しますが、国産種ではマットにはそれほどこだわらないようなので安価なマットでも大丈夫です。オオクワガタに使用するマットは、材の固定と乾燥防止のためで、ケージも大きめのものにしましょう。
 
【温度と湿度管理】
オオクワガタは、暑さを嫌がる傾向があるので、28℃以上にはしないようにしましょう。湿度はやや抑え気味にして通気をよくしましょう。高地性種である外産のアンタエウスオオクワガタは、もっと低い温度で、22℃以内の方がよいでしょう。
 
【ブリーディングするためのセッティングと準備】
1ペアに2〜3本の材を準備します。オオクワガタはやや乾燥気味の材を好むので、材はマットから半分位が出ているようにセットしましょう。セットしたての材は、カビが生えることもありますが、産卵が始まるころには不思議とカビが少なくなっています。それが産卵のサインとも言われているようです。メスは産卵前、オスと同じようにエサを食べたり、歩き回ったりしていますが、交尾後体内で卵が成熟するとマットに潜り込んで産卵を開始します。成熟しているにもかかわらず、産卵せずにあちこち歩き回って、材をチョコチョコかじっているときは、材の湿度や朽ち具合に問題があって産卵できず、良い場所を探しているのかもしれません。
 

【産卵と採卵】
順調に産卵していれば、材をかじった跡を確認できます。材をかじり始めて1ヵ月程度で、10〜40個の卵を産みます。まだ産卵の途中の場合もあるのでしばらく放っておきましょう。卵が孵ったところに材から割り出しします。幼虫はマットを食べないことが多く、材からこぼれると死んでしまうことがあるので、材がメスに粉砕されそうなときは、早めに交換して割り出しした方がよいでしょう。特に大型個体の時は要注意!産卵が一通り済むと、産卵中エサを食べなかった個体も、次の産卵に備えて体力をつけようと、マットから出てきてエサを食べだします。材を取り出して栄養のあるエサを与え、ゆっくり休ませてあげましょう。交尾後は、メスを産卵に専念させるために、オスと分けて飼育した方が、沢山の卵を採れるようです。

                  
【割り出し】    
割り出しは、産卵から1〜2カ月程度経過したころに行うのがベストです。メスは、材に自分が潜り込めるほどの大きな穴を開けていることが多いが、卵は、その穴の回りだけでなく、材の表面全体、あちらこちらに産み付けられていることが多いです。 卵のある場所は、小さな穴の上から噛んだ木屑を詰めてあるのですぐ分かるでしょう。抗道を掘り始めている幼虫もいますが、孵化したてで非常に弱いので、外側からドライバーなどを使って慎重に材の繊維をはぐように割っていきます。割り終えた材の残りにも、卵が残っていることがあるので、2ヶ月ぐらい後にはもう一度よく見てみると、2齢ぐらいに育った幼虫が出てくることもあるようです。            
 
【次の産卵の準備】
メス親は、産卵させないように材を入れないケージで2週間から1カ月ほどは、たっぷりのエサを与えて休養させるといいでしょう。その後、材を入れてあげると、次の産卵を始めます。産卵が始まったら、一回目と同様の管理で、割り出しを行いましょう。
 
【成虫の冬眠】
気温が20℃以上あれば、メスのオオクワガタは一定の周期で産卵と休養を繰り返します。春から秋は、自然の気温にまかせておいて大丈夫ですが、秋も深まり、気温が20℃を下回るようになったら、保温して活動させたまま冬を越すか、冬眠させるか決めましょう。気温が下がってくると活動が鈍くなり、段々と出てこなくなります。冬眠させる場合は、そのまま屋外や玄関などの外気温に近くて温度変化が少ない場所におきましょう。冬眠中は中途半端に温度が上がると活動を始めてしまい、その後気温が下がると、餓死してしまうこともあるからです。気温が15℃以上には上がらないように気をつけましょう。保温する場合は、25℃以上を維持するようにします。熱帯性のオオクワガタの仲間の方が、もともと冬眠する習性がないためと、熱帯でも実際の生息場所はそれほど気温が高くないこともあって、18℃ぐらいでも活動し続ける種類がいる。反対に、日本のオオクワガタのように冬眠する種類は、冬眠できないぐらいの高温を維持しないと、動かなくなってしまうので飼育には充分に注意しましょう。
 
【産卵材の下処理】
購入した産卵材は、乾燥していたり、他の害虫が入り込んでいることもあるので、まずは下処理をします。バケツに水をはり、丸一日、水の中に完全に沈めて芯まで水を吸収させておきます。その後、半日ほど余分な水分を日陰で乾かします。オオクワガタの場合は、さらに風通しの良いところで、1〜2日乾かしてからケージに入れましょう。オオクワガタは濡れすぎよりは、ほとんど加水していない程度の方がよいので、慣れてくれば無加水の材に、水やりの際に湿度調節できるようになります。材はケージに入れて使う前に、樹皮を剥いでおきましょう。
 
【卵の人工孵化】
割り出した卵は、親と同じマットを最初に少しだけ食べさせておくと、初齢幼虫の死亡率が下がるといわれているので、親を飼っていたマットを少しとって、タッパーなどに敷き詰め、やや湿度を高めにした上に置いておきます。親のマットにダニやハエが付いているときは、清潔な発酵マットを敷いたり、ティッシュを濡らして敷いてもよいでしょう。オオクワガタの場合は孵化した初齢幼虫をいきなり菌糸ビンに入れても、それほど死亡率は高くないようです。
 
【菌糸ビンに入れ替える】
幼虫を入れる菌糸ビンは、交換の手間を考えて最低でも1リットルぐらいのものを準備しましょう。菌糸ビンに入れ替えるときは、ブリーディング用ケージと同じ部屋に1〜2時間程置いておき、温度を揃えておきます。ビンの蓋を開けると、表面の白い膜のようなものがあるので、これをスプーンやナイフで削り取って、真ん中に空いている穴に幼虫を落とします。この時は、素手で幼虫を触ったりせず、興奮させないようにスプーンなどでそっとすくい取るようにします。クワガタの幼虫は、一度食べた糞をもう一度食べて栄養にすることがあるので、割り出しの時に幼虫の食べかすが残っていたら、それを幼虫を入れるときに一緒に穴に落とし込んであげるといいでしょう。マットで育てる場合は、マットを飼育ビンに敷き詰め穴を開けて、その中に幼虫をそっと入れます。種類、産地、孵化の日付などを忘れずにメモしておきましょう。
 
【菌糸ビンの管理】
幼虫を菌糸ビンに入れたら、暗くて静かな20〜25℃くらいの温度変化が少ない場所におきます。
 
【ビン交換】
1〜3カ月すると、幼虫の食痕が外からでも見えるようになってきます。食痕の方が多く、白い菌糸の部分が少なくなってきたらビンを交換しましょう。ただ、食痕が多くなくても、カビが生えていたり、色が茶色く変わっていたら、菌糸が劣化しているのでビンの交換をします。ビンを交換するときも、新しいビンと古いビンを同じ部屋におき、温度を合わせてから移し変えます。幼虫をつぶさないように、古い菌糸ビンを少しずつスプーンなどで掘って、幼虫を取り出します。表面の白い膜は取っておきましょう。交換が終わったら、暗くて静かで温度変化の少ない場所におきます。交換の頻度は2〜3カ月に一度でいいですが、3齢幼虫になったら早めに交換するようにしましょう。古い菌糸ビンで蛹化してしまうと、ダニやカビで蛹室が壊されて蛹が死んでしまうことがあります。
 
【蛹化】
黒い糞で部屋のような広いスペースを作って、動かなくなってくると、蛹化のサイン。丸まっていた幼虫が、真っすぐな前蛹になり、それから1週間位すると脱皮して蛹になります。このとき、古い菌糸ビンの下方に蛹室を作ってしまった場合は、水が出てくる可能性があるので、ビンを逆さにしておきましょう。また古くなった菌糸ビンでカビが生えたり菌糸が傷むと、蛹室が崩れて蛹化不全を起こしてしまいますので、蛹を傷つけないように取り出し、人工蛹室に移して管理しましょう。
 
【新成虫】
真っ白だった蛹に色が付き、黒くなると変態のサインです。脱皮は深夜に行われる事が多いようです。脱皮したての成虫は体が柔らかいので、絶対に触らないようにしましょう。だいたい1〜2週間して体が黒くなったら触っても大丈夫です。飼育用のケージに移してあげましょう。
 
 
 
   

 

  
 

当サイト内の掲載内容や画像等を無断で転載・転用することは禁止させていただきます。
Copyright(c) 2007 クワガタとカブトムシ◆クワガタ・カブトムシの世界 All rights reserved.