日本のノコギリクワガタ◆クワガタ・カブトムシの世界


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日本のノコギリクワガタ

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TOP>日本のノコギリクワガタ(根喰いの代表的存在)
 
■学名:Prosopocoilus inclinatus 
 
■原産地:北海道、本州、四国、九州と周辺の島々、八丈を除く伊豆諸島
 
和名の由来でもあるノコ歯状の突起の多い大アゴは、横だけでなく縦にも湾曲し、スリムな体型をしているが、外産の大型クワガタにも引けをとらない迫力がある。赤っぽい個体や黒い固体、大歯型、中歯型、小歯型と姿や体色に多くの個体変異があるが、比較的小型でも湾曲した大アゴを持つものが出やすく、かっこいい個体が多いのも、ノコギリクワガタの特徴の一つ。ハチジョウノコギリ、リュウキュウノコギリ、ヤエヤマノコギリは、ノコギリクワガタとは別種とされている。ノコギリクワガタの幼虫は、根食いと言われ、根元付近の高湿度で腐朽した材を食べる。広葉樹の切り株などの朽ちたものや、立ち枯れた木の根に近い部分に見られることが多く、高い位置の立ち枯れで多く見られるオオクワガタの幼虫とは対照的である。倒木にはコクワガタが多く見られ、うまく棲み分けをしている。また、蛹化の際には材を離れ、土中に掘り進んで蛹化することが知られている。長寿なドルクス類に比べると寿命は短く、自然の状態では成虫は発生したその年のシーズン数ヶ月で死んでしまい、越冬する個体はいない。飼育下ではやや長く生きるものの、成虫になってから長いもので半年、普通は3〜4カ月程度で死んでしまう。幼虫期は大型個体では長くなる。孵化した翌年の夏に蛹化し、その年は成虫で越冬して孵化する個体が多い。寿命は短いが、産卵数は多くてマットだけで飼育できるため、幼虫の飼育も楽である。日中も行動することが多く、灯火にもよく飛来する活動的な種類で、飼育下でも頻繁に歩き回る姿が観察される。オスどうしは激しく争い、採集時にも一緒にしておくと挟み殺してしまう場合がある。ノコギリクワガタは活動的な種類でよく目につくので、ルッキング、トラップ、灯火など色々な方法で採集することができる。
 
 
■樹種:クヌギ、コナラ、ミズナラを利用することが多いが、カシ、ヤナギなどの樹液にも集まることもある。
 
成虫の寿命:3〜6カ月   
 
   

 

  
 

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